☆ラムジェット(土曜京都11R・ユニコーンS1着)

27日、3連勝でユニコーンSを制したラムジェット(左)
27日、3連勝でユニコーンSを制したラムジェット(左)

粗削りだが強い。スタートは遅く、前半の進みも良くなかったが、これはいつものこと。1000メートルあたりから仕掛けて馬群の外を進出。先行集団に取りつくと4コーナーでは大外を回って先頭に立った。かなりロスの多い競馬をしており、並みの馬なら直線でバッタリ止まってもおかしくないが、内で食い下がるサトノエピックを振り切り、ゴールでは2馬身半差をつけた。久しぶりの右回り、コース1周など未知な部分も多かったが、力でねじ伏せた印象。競馬を覚えてくればG1級に育つ。


☆ニシノティアモ(日曜東京11R・スイートピーS2着)

スイートピーSで2着のニシノティアモ(右)(2024年4月28日撮影)
スイートピーSで2着のニシノティアモ(右)(2024年4月28日撮影)

前半1000メートル57秒5のハイペースを、離れた5、6番手で流れに乗った。直線は馬場の真ん中からタイミングよく追いだし、コガネノソラとの一騎打ち。最後は勝ち馬の決め手に屈した。着差(首)を考えると惜しいが、3着には3馬身差をつけており地力の高さは証明した。420キロ台と小柄だがいいバネがあり、並ばれてから粘りを見せたように勝負根性もある。血統的に距離は2000メートルか、もう少し長くても大丈夫。馬体重はあと10キロほど増えてほしい。


☆フリームファクシ(日曜新潟11R・谷川岳S3着)

フリームファクシ(2024年4月16日撮影)
フリームファクシ(2024年4月16日撮影)

ホライゾネット着用の効果か、いつもほど力む面がなく、中団の内をスムーズに追走した。直線に向いた時の手応えも良く、先頭のメイショウチタンを追って早々と2番手に上がる。ゴール前は4頭が横並びの2着争いになったが、踏ん張りきれず頭差の3着。それでも久しぶりにこの馬らしい競馬をした。前半のペースが速かったことも良かったが、冷静なレース運びができれば重賞でも勝ち負けになる。距離は折り合い次第で2000メートルまで持ちそうだが、現状はマイルの速い流れが合う。