【江川マリアがお届け】3回転より難しい!? プロの世界は早着替えとの戦いでした

日刊スポーツ・プレミアムでは、不定期コラム「マリアのHOTな氷上通信」がスタートします。今年3月に競技生活へ区切りをつけたフィギュアスケート女子の江川マリアさん(22)が、7月にイギリスの老舗アイスショー「HOT ICE」でプロスケーターデビュー。初めての海外生活や舞台裏、プロの世界で感じたことを、自らの言葉でつづります。第2回は、いよいよ始まったプロ生活。競技とはまったく違うショーの世界で驚いたことや、舞台裏での奮闘、イギリスでの暮らしをお届けします。

フィギュア

演技をするメンバーⓒPleasure Beach Resort

演技をするメンバーⓒPleasure Beach Resort

◆HOT ICE 英国北西部ブラックプールの遊園地「プレジャー・ビーチ・リゾート」内のアリーナで、毎夏上演されるアイスショー。同会場では1936年に最初のアイスショー「Marina」が開幕し、現在のHOT ICEへと続く歴史が始まった。2026年は、同会場でのアイスショー上演開始から90周年の記念シーズン。世界各国から約30人のプロスケーターが集まり、群舞やジャンプ、ペア技などを豪華な衣装や照明とともに披露する。今季の公演「HOT ICE XC」は7月9日から9月10日まで開催。日本からは江川のほか、杉原舞香、依田茉理沙、鈴木愛理、石塚玲雄、梶本将太が出演している。

準備をする江川さんⓒPleasure Beach Resort

準備をする江川さんⓒPleasure Beach Resort

イギリス・ブラックプールへ来て1カ月経ちました

イギリスへ来て約1カ月。

いよいよ本番も始まり、毎日ショー漬けの生活を送っています。

競技とは全く違う世界に飛び込んでみて、一番驚いたことがあります。

競技では、難しいジャンプをどれだけ成功させるかが大きな評価になります。でも、ショーでは、踊れることや表現できること、見せ方がすごく大事です。

私はジャンプを跳ぶナンバーもありますが、ダンスや振り付けを覚えるのは本当に苦手です。自分では「ジャンプを跳ぶ係」だと思っています(笑い)。

競技を終えた直後は、「もう今できる技だけでいい」という状況が苦しかったです。でも、ここへ来ると、ダンスや表現、集団での動き、衣装の扱いなど、初めてやることがたくさんありました。

「スケート以外にも、まだ頑張ることがこんなにあるんだ」

そう気づけたことが、私には大きかったです。

衣装で自撮りする江川さん(本人提供)

衣装で自撮りする江川さん(本人提供)

その中でも、一番大変なのは振り付けではなく、早着替えです。

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