日本代表MF久保建英(22)の所属するレアル・ソシエダードがホームでラスパルマスを2-0で下し、4試合ぶりの勝利を挙げた。

ベンチスタートとなった久保は前半のうちに2点をリードする試合展開も手伝い、温存されて後半44分からの出場。そして後半アディショナルタイムのラストプレーで、サイドチェンジのロングボールをピタリと足元に止めると右サイドからドリブル突破を仕掛けた。

相手選手に倒され、両手を挙げてファウルをアピール。VARが介入したが、主審はオンフィールドレビューを実施することなく、試合終了のホイッスルを鳴らした。

映像では完全に足がかかっており、ファウルだったことは間違いない。ただエリアの中か外か微妙な位置だった。主審は外と判断し、追加タイムも過ぎていたことで試合を打ち切ったようだ。

久保は食い下がることなく、笑顔でピッチから下がった。

試合は前半33分に相手のオウンゴールで先制すると、前半アディショナルタイムの46分に右サイドの角度のない位置からFWベッカーが鮮やかにゴール上を突き刺すスナイパーのような一撃を決めた。この2点で悠々と勝利を収めた。

また、試合中のピッチ横のLED掲示板には、5月29日に日本ツアーで東京ヴェルディと国立競技場で戦うことを告知する日本語の広告が流れるなど、スペインとは思えない雰囲気を醸し出していた。

Rソシエダードの今季も残り4試合。欧州リーグ出場圏内の6位をキープしている。